ゲームは中断できるけど、うんちは中断できない

ぱんだの日常


昨日、わが家でちょっとした大事件が起きました。
放課後等デイサービスから帰ってきたぱんだは、早くゲームがしたくて大忙し。
水着を片づけて、お弁当箱を出して。
いつもよりずっと素早く、自分のやることを頑張っていました。
全部終わると、キラッキラの笑顔で、
「ママ!ゲームしていい?」
と聞いてきたぱんだ。


私はそのとき、夕飯の餃子作りの真っ最中でした。
昨日は、こじかのお疲れさま会。
たくさん食べてもらおうと、せっせと大量の餃子を包んでいました。


「いいよー」
そう答えて、私はそのまま餃子作りを続けました。


しばらくすると、ゲームをしていたぱんだが、急に謝り始めました。
「ごめんなさい……」

半べそをかいています。

「どうした!?」
慌てて聞くと、

「うんち、出ちゃった……」
とのこと。


ええー!?
ゲームを途中でやめたくなくて、うんちを漏らしたの!?
しかも、途中で中断できるゲームです。
一瞬、呆れてしまいました。
もう小学2年生なのに、まるで4歳くらいの出来事です。
でも同時に、笑いも込み上げてきました。
だって、あまりにもぱんだらしくて、かわいすぎる。
とはいえ、ここで笑って終わらせてはいけません。
これは教えるチャンスだと思い、笑いを必死にこらえながら、できるだけ冷静に伝えました。


「うんちが先!うんちが大事!」
「ゲームは中断できるけど、うんちはずっと中断できないよ」
「パンツの中に出たら気持ち悪いでしょ?だから、まずトイレ!」


人生でこんなに真剣に、
「うんち、うんち」と連呼する日が来るとは思いませんでした。


ぱんだはしょんぼりしながら、
「ごめんなさい……」
と反省していました。


次からは、ゲームよりもうんちを優先してくれることでしょう。
たぶん。

うんちは、お水が大好き


そういえば、ぱんだは小さい頃、うんちだけはトイレですることができませんでした。


おしっこはトイレでできても、うんちのときだけは、パンツからオムツへ履き替えてしていました。 


足台を準備して、踏ん張りやすい姿勢を作ってみたり、力の入れ方を教えてみたり。
いろいろ試しましたが、うまくいきません。
うんちをしたそうな仕草が見えたら、すぐにトイレへ連れていっていました。
けれど、
「いやだ、いやだ」
「こわい、こわい」
と泣いてしまいます。


トイレでさせようとすることで、何日もうんちが出ず、便秘になってしまったこともありました。

トイトレ失敗の日々でした。


そんなある日、ふと思いついたことがありました。
ぱんだは、基本的にとても優しい子です。
「自分が同じことをされたら、どんな気持ちかな?」
と聞くと、相手の立場になって考えることができる子でした。


そこで、いつものようにトイレへ連れていったとき、試しにこう言ってみました。


「ぱんだ、うんちはね、お水が大好きなの」
「お水の中に入りたいよーって言ってるよ」
「ここに入ると、気持ちいい〜って流れていくんだよ」
すると、ぱんだは、
「わあ!そうだったんだね!」
と納得したのです。


そして、うんちの気持ちを考えながら、踏ん張ることができました。
それまでどれだけ教えてもできなかったのに、たった一度できたあとは、もう大丈夫。
「うんち〜♡」
と言いながら、自分からトイレへ駆け込めるようになりました。
足の置き方や、力の入れ方よりも、ぱんだに必要だったのは、
「怖くない」と思えることと、ぱんだなりに納得できることだったようです。


子どもには、それぞれこだわりや怖さがあります。
そして、前へ進めるきっかけも、それぞれ違うのだと思います。


ぱんだの場合、そのきっかけになったのは、まさかの「うんちの気持ち」でした。


あれからずいぶん成長し、今では当たり前のようにトイレでできるようになったぱんだ。


まさか今度は、ゲームに夢中になりすぎて間に合わなくなるとは思いませんでしたが。


お水が大好きなうんちを、あまり長く待たせてはいけません。
ゲームは中断できるけれど、うんちは中断できない。


昨日、ぱんだと一緒に学んだ、大切な教訓です。


そして今日も私は、うんち、うんちと言っています。
こんなに「うんち」と書いた記事は、きっと最初で最後です。
たぶん。笑

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