最近、ぱんだは放課後デイサービスに、少し行きたくない気持ちがあるようです。
理由は、体幹を鍛える運動がきついから。
寝る前にも、
「体幹、きついから行きたくない……」
と話すことがあります。
でも、ぱんだには叶えたい願いがあります。
もっと強くなりたい。
もっと足が速くなりたい。
そして、いつかソニックよりも速く走りたい。
七夕の短冊にも、その願いを書いていました。
ぱんだは短冊を2枚書いていて、もう1枚には、
「いつもみんなのねがいをかなえてくれて、ありがとうございます」
と書いてありました。
自分のお願いだけではなくて、
いつも願いを叶えてくれることへの「ありがとう」。
そんな言葉を書くところが、なんともぱんだらしくて。
「ぱんだ、お願い事は叶ったの?」
そう聞いてみると、少し黙ったあと、
「……ううん。ぼく、叶わなかった」
と、小さな声で答えました。
その言い方が少し切なくて。
でも、ソニックより速くなれると本気で思っていることが、なんだかとても愛しくて。
もちろん、ソニックより速く走るのは、なかなか難しいかもしれません。
それでもぱんだは、その願いを叶えようと、今日も頑張っています。
放課後デイサービスの先生方も、ぱんだの「強くなりたい」という気持ちを受け止め、体幹を鍛えるメニューを考えてくださっています。
きつくて、何度も涙をためながら。
それでも、
「頑張る」
と、一生懸命取り組んでいるそうです。
行きたくないくらい、きつい気持ちも本当。
それでも強くなりたい気持ちも、本当。
その両方を抱えながら、ぱんだは今日も少しずつ前へ進んでいます。
ぱんだの願いに向き合い、一緒に頑張ってくださる先生方にも、本当に感謝しています。
ソニックより速く走れる日は、まだ少し先かもしれません。
でも、涙をためながらも、まっすぐに頑張るぱんだを見ていると、
もしかしたら、いつか本当にソニックより速く走れるようになるのかもしれない。
そんなふうに思えてくるのです。
今日も、ぱんだは自分の願いに向かって、ゆっくり、ゆっくり。
でも確かに、前へ進んでいます。



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