今日は朝から、なんだか気持ちが重たい。
ここ数日、妙にイライラするなぁと思っていたら、今日、生理が始まった。
あぁ、そういうことだったのか。
理由がわかって少し納得したけれど、気持ちは晴れないまま。
お腹も腰も重たいし、気持ちも悪い。
今日はもう、何もしないことにした。
大好きだったドラマが、観られなくなった
夫が亡くなる前、私はドラマが大好きだった。
特に韓国ドラマ。
Netflixを契約して、スマホでもよく観ていた。
お風呂上がりに髪を乾かしながら。
子どもが寝たあとの、ひとり時間に。
ほんの少し時間があれば、続きを観ていた。
それが、夫が亡くなってから、ほとんど観られなくなった。
テレビをつけることさえ、あまりしたくない。
今日も久しぶりにドラマをつけてみた。
「あれ?これ、前に観たことあるかも」
そう思いながら、しばらく画面を眺めていたけれど。
……もう、いいや。
テレビを消した。
面白くないわけじゃない。
ただ、今の私は、誰かの物語を頭に入れたいと思わないみたい。
登場人物の気持ちを考えたり、物語を追いかけたり。
今は、そういうことを必要としていないのかもしれない。
代わりに、BGMを流してみた。
静かなジャズが、部屋にゆっくり広がっていく。
あぁ、今は、こういう時間がいい。
窓を開けたら、金木犀の香り
テレビを消して、窓を開けた。
すると、ふわっと金木犀の香りが入ってきた。
あぁ、いい香り。
それだけで、なんだか幸せになった。
外から入ってくる秋の風。
静かに流れるジャズ。
何もしていない。
ただ、ゆっくり過ごしているだけ。
それなのに、とても心地いい。
最近、こういう時間が本当に好きだ。
夫が好きだった、何もしない時間
そういえば、夫もこんな時間が好きだった。
ソファーに二人で並んで座って、カフェミュージックやジャズを流す。
何かを話したり、ただぼーっとしたり。
手を繋いだまま、2人で、うとうと昼寝をしたこともあった。
夫はソファーに座るのが好きだった。
私はというと、断然、寝転びたい派。笑
でも、夫は横になると体の調子が悪くなることがあったから、私もよく隣に座っていた。
そして、夫にくっついては、すぐに寝てしまう。
私は昔から、寝るのが大好きなのだ。
そんな、何でもない時間。
今思えば、あれは本当に幸せな時間だった。
私の中に、夫がいる
夫が亡くなってから、私の暮らしには余白が増えた。
寂しくないわけじゃない。
むしろ、どうしようもなく寂しくなる日だってある。
でも、その余白の中で、私は小さな幸せを以前より深く感じるようになった気がする。
秋の風。
金木犀の香り。
静かな音楽。
夫が好きだったものが、今は私の大好きなものになっている。
きっと、夫が私の中にいてくれているんだろうな。
そんなふうに思うと、少し温かい気持ちになる。
だけど、ひとつだけ。笑
今も、あの頃と同じソファーがある。
夫と並んで座って、手を繋いでいたソファー。
だけどね。
実は私、このソファーがあまり好きじゃない。笑
だって、肘置きが硬くて、ごついんだもの。
寝転びたい私には、ちっとも優しくない。笑
夫にはちょうどよかったんだろうけど。
私はやっぱり、思いっきり寝転びたい。
そんなことを考えながら、今日もジャズを聴いている。
体は重たいし、やる気も出ない。
でも、窓から入る風は気持ちいい。
何もできない日にも、幸せはちゃんとあるんだな。
今日も、ゆっくり。


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