目標があれば頑張れる。

ぱんだの成長

ぱんだは、
目標があれば頑張れる子です。

もっと言えば。

すぐ釣れます。

とても素直なんです..

これまで、
どれだけの「ご褒美」を準備してきたことか。

「○○ができるようになったら、○○をあげる!」

「お手伝いシールが10枚たまったら、○○に行こう!」

その時その時で、
ぱんだが一番好きなものを用意します。

妖怪ウォッチにハマっていた頃は、
妖怪メダルが本当に長かった‼

そんなふうに、

頑張った先に楽しみがある。

それが、
ぱんだにはとても分かりやすいみたいです。

少し前。

夫が亡くなってから、
ぱんだの生活リズムが大きく崩れました。

それまでできていたことが、
いろいろと少しずつズレていって。

とにかくマイペース。

全部がマイペース。

時間なんて、
ほぼ気にしません。

その影響で、
放デイでも宿題を終わらせて帰ってくることが
できなくなりました。

みんながもう宿題を半分くらい終えている頃に、

ぱんだは、

「今から手を洗います」

くらいのペース。

……遅い。

当然、
宿題の時間が終わっても
ぱんだの宿題は残っています。

なので18時頃に帰宅して、

お風呂に入って。

上がってから宿題。

でも、
もう一日動いたあとの小学2年生。

疲れてる。

集中力もない。

進まない。

半泣き。

そして横にいる私も、

もう半泣き。笑

そんな日が続いていました。

どうしたものか。

そこで思い出したのが、

ご褒美制度。

まず一番大事なのは、
放デイでの活動です。

だから、
活動を削ってまで宿題をしてほしいわけではありません。

でも、

きちんと宿題をする時間が用意されている日は、

その時間を意識して、
集中して宿題を頑張ってほしい。

そこで、

放デイで宿題を全部終わらせて帰って来られたら、
ゲーム時間を10分追加していいよ。

というルールを考えました。

ただし。

活動などの都合で、
どうしても放デイで宿題ができなかった日もあります。

そんな日は、
家に帰ってから残っている宿題の量を見て、

「今日は○分でやろう」

と時間を決めます。

その時間内に終わらせることができたら、
同じようにゲームを10分追加。

最初から、
ここまでをひとつのルールとして決めました。

そして始める前に、
ぱんだにもきちんと話しました。

「放デイでは活動が一番大事なこと」

「でも、宿題をする時間がある時には、その時間を大切にしてほしいこと」

「どうしてもできなかった時には、家で時間を決めて頑張ること」

「できたらゲームを10分追加すること」

ぱんだがちゃんと理解して、

「やる!」

という気持ちになっている様子を確認してから、
始めました。

そして一度決めたら、
そこは徹底。

終わらなかった日は、

「悔しい!!」

と泣くこともありました。

ゲーム10分のために、
そこまで悔しいのか!

と思いつつ。

でも、

終わらなかったら追加なし。

かわいそうだから今日は特別ね、

にはしませんでした。

最初に一緒に決めたルールだからこそ、
そこは変えない。

すると。

徐々にですが、
宿題を終わらせて帰って来られる日が
増えてきました。

そして今では、

ほとんど宿題を終わらせて
帰って来られるようになりました✨

ご褒美の力、
恐るべし‼

そして今。

ぱんだには、
また新たな課題があります。

ひとつは、

苦い、苦手なお薬を飲むこと。

風邪薬を頑張って飲んだら、

チョコレート。

分かりやすい!

そしてもうひとつ。

小学2年生の大イベント。

かけ算です。

これが、
なかなか難しい。

2年生になってすぐの面談の時。

ポケモンが好きなぱんだのために、
先生と一緒にYouTubeの九九の歌を選びました。

家庭と学校の支援級でも同じ歌を使って、

「これで覚えていきましょう!」

と決めました。

家でも、
ちょこちょこ流していました。

でも。

そんなもんでは、

覚えません!!

そもそも興味がないので、
見もしません。

視覚優位なぱんだに、

歌だけ聞かせても、
ほぼ入りません。

最初だけ聞いて、

そのうち完全にBGM。

本人は普通にしゃべり始めます。

まあ、
聞き流すだけでも何か残るかな。

くらいに思っていました。

そして。

そんなことすら
だんだん忘れていた2学期。

学校から、

「九九の暗記カードに記名をお願いします」

と。

…………。

やばい!!!!

九九、忘れてた!!!!

慌ててまた歌を聞かせ始めます。

でも反応は同じ。

聞いてるのか、
聞いてないのか。

いや。

たぶん聞いてない。

そこで考えました。

今のぱんだが一番欲しいもの。

それは。

ゲーム時間。

はい。

また釣ります!

まずは1の段。

言えたらゲーム5分追加!

これは簡単にクリアしました。

次は2の段。

少しずつ、

「2、4、6、8……」

と、
2ずつ増やしながら。

ほぼ計算しながらですが、
なんとか言えました。

そして3の段。

ここから一気に難しくなります。

ぱんだは、
一度間違えて覚えてしまうと、
あとから直すのが少し大変です。

だから、
間違えて覚える前に
なるべく早く訂正します。

特に、

3×7

これが、
どうしても間違う。

何度も何度もやって。

それでも、

ゲーム5分追加を目指して、
頑張りました。

そして、
3の段もクリア。

次は4の段。

だんだん難しくなってきました。

さすがに、
ここまで来ると5分では足りない!

そこで、

4の段が言えたら、
ゲーム10分追加!

に変更しました。

さらに、

1の段から4の段まで、
全部間違えずに言う。

ここまでを目標にして、
頑張っています。

そして。

放デイで宿題を終わらせて帰って来られた日の
ゲーム10分追加。

九九を頑張った日の
ゲーム10分追加。

このふたつを合わせると、

最大20分追加。

もともとのゲーム時間は、

1年生の頃は1日15分。

2年生になってからは1日20分。

だから、
両方クリアできた日は、

合計40分。

……ちょっと多い!

でも。

私は今のところ、
それでいいと思っています。

だって本当に、
よく頑張ってる。

苦手なことを、

「やりたくない」

で終わらせずに。

何度も言って。

間違えて。

悔しがって。

また挑戦して。

少しずつ、
覚えています。

ご褒美がなかったら
頑張れないのかな。

なんて、
以前はちょっと考えたこともありました。

でも今は、

頑張るきっかけになるなら、
それでいい。

と思っています。

最初はゲームの10分が欲しくて
頑張っていたとしても。

できるようになったら、

「言えた!」

「できた!」

という経験は、
ちゃんとぱんだの中に残るから。

それに、

時間を意識すること。

今は何をする時間なのかを考えること。

決めたことを守ること。

そんなことも、
少しずつ一緒に身につけていけたらいいなと思っています。

これから、
5の段、6の段……と、

もっともっと難しくなります。

たぶん、

「無理ーーー!!」

も、

「もう分からん!!」

も、

たくさん出てくると思います。

そのたびに、

ぱんだが頑張れそうな方法を
一緒に考えながら。

また少しずつ。

覚えられるように、
サポートしていこうと思います。

今日も、

ご褒美をぶら下げながら。

ゆっくり、
一段ずつ。

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